孤独な弧度法

ブログのタイトルは完全に語感だけで決めました。そこそこ良いブログ名だと自分では思っています。

ひと夏の終わり

8月が終わると、なんか夏が終わったみたいな雰囲気になることが多い。

実際には9月も全然暑いし、なんなら10月でも前半はまあまあ暑かったりするのだが、気が狂うくらいの高温多湿大国と化した日本では9月くらいの暑さはもはや秋に区分される。今の日本の秋は、ほとんど夏で最後の方は急に寒くなるから冬なのだ。つまり、令和の日本の四季は春夏夏冬である。

 

8月が終わり9月になると学校の夏休みが終わったり、市民プールが閉まったり、色々なところでここからは秋で、二学期ですよ〜って雰囲気が醸し出される。

 

まだこんなに暑いのに。

日中カンカン照りで30度とか全然超えてるのに。

日焼け止め塗らないと一日外いただけで真っ黒になっちゃうのに。

 

でもカレンダーの上ではもう夏はだいたい終わりなのだ。明日からは概念上秋なのだ。

そう、夏は終わるのだ……。

 

 

 

 

 

まあ長くなったので本題に移ろう。

 

 

 

 

8月の終わりに、彼女に振られた。

 

 

 

 

アホ!

 

 

ボケ!!

 

 

クソッタレッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!

 

 

(ここからブチギレお気持ち表明文を500文字くらい書いていましたが、しばらくたって落ち着いてきたので削除して冷静に日記へと昇華させます)

 

振られた日にはもっとやけ酒したりドカ食いしたりするものだと思っていたが、実際はそうはならなかった。もちろん悲しくはあったが。

過去の経験から酒を飲んでも翌日気持ち悪くなるだけで別にスッキリしないし、4月から食生活に気を遣って相当痩せてきているので女性に振られたくらいでルーティンを崩したくなかったからだ。

日常の中でただほんのりとイラつきと悟ったかのような気持ちに酔っているだけの自分がいる。ただ生きているだけで意味なくストレスが加算される状態が今なので、ポケモンとかドラクエでいうところの『どく』状態みたいな感じだ。マザー2やったら日射病。なんというか、ご苦労さんといった感じだ。

 

まあ「別れたい」と面と向かって言うてくれただけよしとしよう。ある日を境にバックれたりするケースもあるので……。

何となく8月の頭くらいから薄々と予感はしていたので、さしたる意外性はなかったが、「どこかが悪いとかじゃないけど好きではなくなった」みたいなふわっとした理由で別れを告げられると、ただむなしくなってしまう。

それはつまり、本当は一緒にいても楽しくもなく、好きでもない相手と心を騙しながら会っていた時間があったということか。

 

そう考えると答え合わせのごとく、「そういえばあの時……」と過去の出来事が思い返されて、色々と察してしまう。悲しきことだ。

 

世の中に恋愛映画だの恋愛ソングだのが沢山溢れていて、尚且つ世の人が嬉々として語りたがる理由が何となくわかるようになってきた。

恋愛というか、他人との交際に纏わる一切の出来事はとても手軽に色々な感情を味わうことができるからだ。

もちろん勉強や仕事を頑張ったり、スポーツをやるとか、映画を見るとか、アーティストのライブに行くなどの趣味を通じても結構色々な感情を味わうことができる、がおよそ恋愛はそれらではカバーできない感情(楽しいものだけでなく不快な部分も含めて)をだいたい網羅しているように思われる。

わりと年齢行ってる人が恋愛経験なかったりすると何となく下に見られる風潮は、ここら辺に端を発しているのではなかろうかなと思う。こういった感情の起伏を体験していないと人として未熟とみられてしまうのだろう(自分としては別にそんなことはないと思うが)。

後やたら恋愛について語りたがる人が多いのも同様の原因なんだろう。現に自分も人のこと言えず、こめかみに青筋立てながらブログを書いているわけだし……。

 

10月に受ける試験に向けて一通り教科書の範囲をざっと見て過去問やってみたら全然解けないし、なんもやれてない夏を過ごした気がする。暇な時間は結構あったはずだが、こうなることがわかっていたのであんまり手につかなかった。なんと情けないことだろう。

結果だけ見るとそこには、「かつて付き合っていた女性に無理して自分と接しさせていた」というあまりにも悲しき無駄な時間がお盆をまたいで横たわっていた。

 

 

 

まあ9月も色々と予定を入れているし、ブログのネタになりそうなこともやっていく予定なので、元気に生きていきましょう。

 

 

 

 

アホンダラ。