孤独な弧度法

ブログのタイトルは完全に語感だけで決めました。そこそこ良いブログ名だと自分では思っています。

幸せの再定義

今から1年前、私は「幸せになりたい!」というタイトルでブログを始めました。なんやかんやで結構な記事タイトル数になって、まだ続けられていることが素直に嬉しいです。

 

 

 

最初のブログで私が挙げた幸せの条件は大きくわけて以下の4つでした。

 

 

・困らない程度の収入(沢山稼ぐ必要はない)
・結婚はしたい(結局自分を本当の意味で『肯定』しうる人って配偶者だけじゃないかとか最近思ったりしています)
・趣味の延長線上のような仕事に就きたい(要は強いられてると感じるような仕事はしたくないということです)
・何かを創作して、世の中に自分の存在を知ってもらいたい(BIGになりたいよね)

 

 

 

あの頃はちょうど修士2年になる前で、博士号を取りたいと希望しつつ自分の才能のなさと、それに補うだけの強い意志や動機の欠如を自覚しつつあった時だったと記憶しています。その当時は進路についても研究についても何についても、当事者意識があまりなかったのではないかと思います。漠然と『多分向いてるから』研究職に就きたいと思っていた位で、目の前のことを一生懸命頑張れば道は拓けてくるだろうと思っていました。

しかしながら、それは間違いだったと今は感じています。残念なことに、残酷なことに、きちんと自分にとって何が必要で何を目標とするか、何を幸せと感じるかをしっかり定義しておかないとミスマッチが起きてどんどんしんどい状況に追い込まれてしまう訳です。実際、昨年1年は自分の中で判断基準がふわふわしていた結果どんどん自分の望まぬドツボにハマっていっていた気がします。

という訳でこれから社会人生活を迎えるにあたり、何がしたいか・何を重要視するかを洗い出してそこから自分の中の幸せの実像を見つけようと思います。

 

 【仕事面について】

奨学金返済、趣味に月数万、年一で海外旅行等に使っても全く困らない程度の収入は常にキープしたい。

・残業はしても良いが、年に何回か連休の日を作って壊れないように精神衛生を保ちたい。

・仕事について、『好きだけど向いていないこと』より『自分に向いていて嫌いではないこと』にリソースを割くことにより、自分の手応えと着実な実績を積んでいきたい。

・海外には積極的に行きたいし、現地駐在などもしたい。

・得意分野も大事であるが一つのことに特化するより色々なことに首を突っ込める方がいい。

・やっぱり向いていなくても、それでもやはり自分の名前が残る何かを創造・開発し続けたい。

・ロジカルな思考や行動は大事だと思う一方で、大事な場面で人の気持ちを動かせる魅力を持てるようになりたい。

 

【交際について】

・飲み会や一堂に会す場面は普通に好きなので、差し迫った用事がない限りはなるべく参加したい。

・交友関係は狭くインアクティブだと自覚しているが、本当に友人だと思っている人間には自分から声をかけてつながりを維持したい。

・脛をかじり続けてきたので長期休暇や年末年始などの帰れるときはなるべく実家に帰り、親孝行をしたい。

 

【趣味について】

・美術館鑑賞やライブなどについては一定の時間を取って足を運べるようにしたい。

・様々な趣味を結合して自分のパーソナリティに繋げていきたい。

 

【恋愛について】

・結婚はしたいと現段階では思っているが別に暖かい家庭に憧れがあるわけではない。

・なんだったら別に別居でもよい。

・でも子供は欲しい。

 

 

 

とりあえず書き殴ってみると、自分がいかに我儘野郎か気が付きました(笑)

僕の好きなアイドル楽曲であるももクロのD'の純情に『好きなことは苦しくたって努力と感じないよ』という歌詞があります。これは非常に本質を捉えていると思っていて、「頑張っているな」と自覚しないように仕事をやり続けられるようになっていくのが理想ではあります。仕事面のしんどさについては避けられないものだと思うのでそこで違和感やミスフィットを感じないようにしていきたいです(大学の時にそこで沼にハマってしまったので……)。

 

仕事に関してはしんどさは許容しつつも自分に向いている事を選びそこを中心に能力を伸ばして食っていけるようになること、そしてプライベートに関しては最低限の趣味の時間を取りつつ親や大切な友人との交際は繋げていきたい、そして適切な相手を見つけて結婚はしたいし子供は欲しい……。

 

これらを全て満たすのは至難の技でしょう。どれかを捨てなくてはならない、そうでなくても重み付けをして優先順位の低いものについては妥協する必要があります。

現時点では自分が社会に対して何かを成す根幹である仕事関係について優先していくつもりですが、それも変わってくるかもしれません。私は親密な友人が多くありませんがそれ故に数少ない友は大事にしたいですし親にしても感謝しきれてもしきれないくらいにお世話になったので恩を返していきたいです。色々欲張りすぎて大学時代の研究に失敗したから特に、仕事に関しては頂くチャンスには答えつつもまずはしっかり自分の担当領域について足場を固めていきたいですね。

 

この手の話題に関してはまたいつか取り上げると思います。定期的に『幸せ』について考えることが、自分の求めるものとそれを得るために何が必要かを考えるきっかけになると思うので。