孤独な弧度法

ブログのタイトルは完全に語感だけで決めました。そこそこ良いブログ名だと自分では思っています。

静岡来訪記その3(富士宮〜静岡市美術館)

富士宮で一晩を過ごさせて頂くと、2週間にわたる長期研究の疲れからか昼過ぎまでぐっすりと眠ってしまいました。

外に出てみると気持ちのいい快晴で真っ青の空が眩しいです。
さすが富士の名前を冠している富士宮市、ふと遠方を見やると見事な富士山がクッキリと街中から見えました。









富士山をしっかり見たのは、大学3年生の時に山梨にインターンに行った時以来です。
あの時行った企業の近くには富士宮から電車に乗っていけば1本で行けるそうで、あの時と逆側から富士山を見たことになります。


富士山の壮大さに感動を覚えつつも、お腹がすいてきたので超有名B級グルメである富士宮焼きそばをいただきにやって来ました。






やってきたのはこちらのお店です。
駅から割と遠い上にそんなに大きなお店でもないのですが、割と並んでいて30分程待ってようやく入れました。知る人ぞ知る名店っていう感じですかね。




内部には鉄板が置かれていてその場で作ってくれるスタイルです。そして店の中央にはグツグツ煮立ったいい匂いのおでん……。





たまらずお先にいただくことにしました。1本70円という非常にリーズナブルなお値段でしっかり出汁が染み込んでいて最高でした。
寒い冬はやっぱりおでんですよね。





そんなこんなでのんびりとしていたら、ついに富士宮焼きそばがやってきました。美味しそうに撮影出来ずちょっとブレてるのがもどかしい……。

目玉焼きと肉カスのマッチングが絶妙で今まで食った焼きそばはなんだったんだ……?っていう美味しさでした。元々僕は焼きそばがあまり好きではない(ソースより醤油の方が好きだし)し、焼きそば食うなら醤油味の焼きうどんや塩焼きそば食うわっていうタイプなのですがこんなにうまい焼きそばなら話は別です。
料金も1番良い五目焼きそばを大盛りにしても600円そこいらで、お好み焼きチェーンのソース焼きそばと比べてかなり安価なところも素晴らしいなと思いました。


素晴らしきB級グルメに舌鼓を打ったあと、友人と別れ富士宮市を後にして帰路に着きます。富士宮から新幹線のある静岡駅までは電車で30分ほどでした。
切符を買って、新幹線が来るまでの間に駅周辺をぶらつこうと外に出ると徳川家康公がお出迎えてくれました。








その背後のビル(葵タワーというらしいです)の根元に『美術館』の文字が。
調べてみるとなんと19時まで営業しているということで、すでに17:30でしたが入ってみることにしました。





タワーを潜ると、真っ先に怪しい木彫りがお出迎えしてくれました。
タワー内では高校のCG絵画展の優秀作品が1階で飾られていたりして活気を感じました(写真は撮ってませんが)。









タワーの3階に静岡市美術館はあり、『起点としての80年代』という企画展がやっていました。

今現在の視点から80年代当時の現代美術を改めて見つめ直すという趣旨らしく、美術に関してはまだまだ疎い私でも比較的わかりやすくそして楽しく巡ることができました。
展示は撮影禁止なので撮影していませんが、単なる絵画にとどまらない様々な作品が文字通り所狭しと並んでそれぞれの空間を作り上げていました。静寂の中で、白面の壁に囲まれた様々な作品を回ると異世界にのめり込んだ錯覚を覚えます。


あっという間に1時間が過ぎてよい時間潰しができたなと、ホクホク顔で静岡市美術館を後にしようやく新幹線に乗り込みます。




帰りは新大阪行きのこだまでゆっくりと帰ることに。

いつもは新大阪から東京に行く時には京都、名古屋、新横浜、品川しか止まらない新幹線に乗っていたので、静岡や岐阜などの各駅に停車する新幹線は早いんだけれどどこかのんびりと感じて新鮮でした。
ほかの駅にもまた下車して巡ってみたいですね。






……………………。

以上で、静岡を来訪した時の旅日記をここに終わることにします。

2日間しかありませんでしたが、非常に良い旅になったと思います。
また機会があればこういうブログも書くかもしれません。