孤独な弧度法

ブログのタイトルは完全に語感だけで決めました。そこそこ良いブログ名だと自分では思っています。

8月になったけど冷静に考えて転職したい

 

 

2arctan-1.hatenablog.com

↑前回までのプリズンブレイクはこちら。

 

 

お疲れ様でございます。

 

早いもので新卒で入社してからはや4ヶ月が経ち、8月に突入しました。

研修期間も終わりいよいよ本格的な業務が始まり、仕事に一切やりがいを感じない最高の日々を過ごしております。

 

いよいよ本格的に業務に入って一か月ほど、だいたい想像していた通りのBADな展開が待っていました。

私の仕事はExcelを利用した事務仕事でした。

技術的な業務は、私の部署の仕事ではありません。基本的に開発や設計だとか、生産技術だとかの所謂エンジニアさんの仕事になります。私はエンジニアではなかったのです。

 

工場配属の院卒なので、まあなんのかんの行っても実際に生産ラインなどの技術的な問題解決や改善には携われるのではないかと思っておりました。あるいは工場内の生産計画の立案や工場内の在庫管理システムなどの効率化など、そういった仕事をするのかもしれないなと僅かながら望みを抱いておりました。

 

しかしながら、実際はそれらは生産技術やシステム部門の方々が行う仕事です。

 

私の業務は与えられているシステムを用いて工場内の部品の過不足が出ないよう生産計画に則って業者の方々に連絡して手配する、現場のラインで働く作業員の方々からの要望を生産技術や設計部門などに連絡するといった仲介業務がメインとなります。

 

自分が担当している工場の生産に直結する仕事であり、いわば会社の利益に直結するわけでそういう意味では責任はあります。

やがて、経験を積んで頑張っていけば自社工場の管理の中枢部に登っていくことができるのではないかと期待できます。

 

ですが、それは私の望んでいるキャリアパスではありません。技術職として働くことは叶いません。少人数で一人一人の担当を細かく振っている会社の体制上、技術的な担当を行う部署に異動することも非常に難しいです。

この人事制度については時代に合わせて今後変わっていく可能性もありますが、実際に変わった時には私は一体何歳になっているのでしょうか……。

 

 

仕事自体はそれほどハードではありません。

コロナの影響もあるとは思いますが、それほど残業があるわけでもありませんし直接ラインで働くわけではないので身体的なキツさもありません。手順書に則って一つ一つの仕事を覚えていき、段々できることは増えていっています。

 

ですが、所謂『やりがい』は全く感じません。

ジョブローテーションのような制度はないので、何年かしたら移れるというものでもないようです(開発設計から製造部門や営業への配置転換はよくあるようですが……)。

そして、年齢の近い先輩などが非常に少なく数年後自分がどうなっているかのビジョンが今ひとつ明確ではありません。そして直属の上司などを見ていると、経験を積んで責任が増すことによって技術的な問題に取り組めるようになる訳でもないようです。

 

技術的な課題に取り組めず、管理業務や事務業務に従事する現状に対して、予想以上に精神に負荷がかかっています。

 

現状はかなり厳しい……。

 

長い人生でたった1回だけ使うことができる新卒カードを、私は完全に無駄にしてしまったようです。

このミスマッチに関しては私の調査不足が原因なので、これが原因で私の精神がやられたり会社に迷惑をかけてしまう前にきちんと整理してやるべき事をやっていかねばなりません。

 

 

現段階では1年を目処に転職を考えています。

つまり来春をひとつの目安にしています。

まずは自分の中での転職に求める条件を明確にした上で、それを実現するためには何が必要かを洗い出し、それを出来うる限り実行しつつ転職活動へと入っていくことになります。

 

業務に並行して現在は転職の際に活きる可能性がある(おそらくほぼ役に立たないと思うが)資格勉強を行っています。

第二新卒での転職を考えていますが、業務経歴がしっかり書けるに越したことがないので、目に見える実績を出すことを目標に現在の業務に取り組んでいくつもりです。

ただ、工場の運用という仕事の性質上目に見える実績を築くのは難しいかもしれません。ここら辺は転職エージェントや様々な人に相談しつつ埋めていくつもりです。

 

昨年まではバチバチの売り手市場でしたが、コロナの影響で完全に転職が厳しい状況になっていると思います。

……ですが、コロナが収まるまでの間ずっと様子を見ていると最悪の場合数年が経過してしまい、その間に30をとっくに超えてしまいます。

そうなると転職活動をする際に『現在の職務内容』がベースになるため、三年未満ですぐに転職する場合と比べて、うまく経験をアピール出来れば好条件の仕事に就ける可能性は上がりますが、一方で技術職として働くことはほとんど叶わなくなってしまいます。

 

私としてはそのリスクの方がよっぽど重く感じられるため、現段階では転職を見据えてこの1年を過ごすつもりです。とにかく腐らないことを目標に、歯を食いしばり頭を使い続けながらやっていきます。

 

 

お気持ち表明ブログを書いてしまいましたが、理系学生の方々のキャリアの参考になればと思います。こういった失敗例は反面教師になると思うので。

 

私が今直面しているような就職先での仕事内容のミスマッチは往々にして起きることで特別珍しいことではありません。

ですが人間は不思議と『自分はそうはならない』という根拠のない自信を持ってしまうようです。そして実際にやらかしてみて初めて自分の考えの甘さに気づくのです。

これから就活をされる方はそこら辺の対策を今一度しっかり考えて、私がやってしまった間違いをやらないように願っています。

 

そして、転職経験のある方、特に理系の方からアドバイスやご意見頂けたらとても嬉しいです。

 

 

続報がありましたら、またブログに書いていくつもりです。

自分の尻を自分で拭くのはなかなかしんどいものですが、メンタルがやられないことを最重要視してこれからぼちぼちやっていきます。

 

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