孤独な弧度法

ブログのタイトルは完全に語感だけで決めました。そこそこ良いブログ名だと自分では思っています。

夢と現の狭間で見たあの景色

皆さんは眠っている時に見る夢の内容を覚えているでしょうか?


夢はその殆どが起きた瞬間に全て忘れ去ってしまう揮発性の思い出です。夢現の眠りと覚醒の境目においてのみ、その記憶がうすぼんやりとしかしはっきりと保持されます。
何か重要そうな、怖い、悲しい、楽しい、そんな夢を見ても完全に目覚めた後ではその存在を忘れ去ってしまいます。


ですが、ごくごく稀に起きてからも何となく夢の内容を覚えていることはないでしょうか?


私はほんのひと握りですがあります。


ひとつは幼稚園児の年長の時に見た、おばあちゃんの家で当時の友人に首を絞められている夢です。その友人は男だったのですが園児ながら金髪でさらに髪を1部伸ばして三つ編みにしていました。今思い返すとかなり前衛的な幼児です。そんな彼に組み伏せられて、私は首を絞められていました。前後の流れは分かりませんがそこだけ覚えています。そしてその夢に関して幼少期の私も今の私も全く怖いという感情がありません。

もうひとつ、これは夢かかなり微妙なラインですが小学校の修学旅行で見た幽体離脱みたいな夢です。広島に修学旅行に行って原爆記念館など戦時中の記録を巡ったあと旅館に泊まったのですがその晩、金縛りにあいそこで私は和室で雑魚寝をしている他の班員と自分の姿を上空から見上げるように見ていました。そして部屋の四隅から何やら黒い影のようなものがみっちり部屋中に覆い被さるかのようにじわじわ侵食している映像を見た(感じた?)のです。実際は金縛りで振り返りもしていないのですが、何故か影が迫るイメージが鮮明に感じられました。その時は念仏みたいなのを必死に唱えてたらいつの間にか明朝になっていて寝汗びっしょりで目覚めました。その時はビビりましたが、身体が疲れてる時には金縛り的な現象はよくあるので今では恐ろしいとは思いません。



話は変わりますが、去年の秋くらいから夢日記を書き始めました。目が覚めて、夢の内容を覚えているうちにスマホのメモに書き出すというものです。
基本的には寝ぼけて打ってるので誤字まみれだし読み返すとなんやこれ?と思うものばかりで使い物にもなりませんがひとつだけ印象に残っている夢があります。

『こくに(小国?)』という海沿いの駅で、私は地方ローカル線のようなおんぼろの電車に乗っていて窓の外に真っ青な鳥居の神社があるのです。神社そのものも青い塗装で、そのすぐ先には真っ青な海、さらに空も真っ青で青一色の爽快な景色でした。さらにその状況で何故か雪が降っていたのか、鳥居や神社の屋根には白い雪が積もっていました。非現実的で幻想的なとても綺麗な景色だったので強く印象に残っています。

小国という神社を調べると、静岡県にある小国神社(おぐにじんじゃ)が出てきました。夢に出てきたものとはだいぶ違います。



今度は『小国 駅』で調べると山形県の内陸にある小国駅(おぐにえき)が出てきました。海に面してもいないしやはり夢の景色とは程遠いものです。



夢で出てきた美しい『こくに』はやはり私の脳の中だけのものなのでしょうか?非常に綺麗だったので、ぜひ現実でも見てみたいものです。
夢日記は記憶する限りは書くようにしていますが、実際目が覚めた時に書けるほど夢の内容を覚えていることの方が少ないので全く進みませんね(笑)。

夢日記が溜まってきたら、印象的な夢について語らう場を設けたいものです。