孤独な弧度法

ブログのタイトルは完全に語感だけで決めました。そこそこ良いブログ名だと自分では思っています。

お就活のお体験談

何事も記録して、文字に残すのが好きなもので。

正直あまり積極的に就活をやっていたわけではないですが、一応就活が終わって結果やレポートをまとめ終わったので軽く話しておきます。
参考になる部分はほぼ全くないと言っても過言ではないと思いますが『こんなもん』を感じて貰えたらと思います。
会社名のアルファベットは全くの適当なのであしからず。





【前提条件】

・某大学理系大学院修士課程在籍。
インターンシップ参加歴なし(学部時代には何社かあるが、ESでその経験を書いたことはない)。
・OB訪問兼企業説明は何社か行くも、その後の選考を受けた企業なし(完全に説明会後のご飯目当て)。
・TOEIC600程度。


【就活の軸】

完全なる思いつき。
元々2月くらいまでは後期課程に進学するつもりだったが、辛いことが何個か重なってメンタルがどん底になった時に不意に第1志望会社の名前が脳裏を過ぎり、就職を志望。嘘みたいだけどこれはマジです。
その後は第1志望に通ったら就職で、無理だったら進学という方向性で固めていった。

求める条件としては土日祝完全休み、有給が半分くらいは消化できる、企業として独自の技術力を持っていて研究費用を潤沢に毎年投資している、給料が高い(←これ一番大事)。
立地はどの道メーカー技術職ならだいたい田舎になるだろうし東京は嫌いなのであまり気にしなかった。といつつ都心の企業も一応ES出したりはした。





【どんな感じで企業にエントリーしたか】
3月の就活解禁に伴い、とりあえず第1志望会社は決まっていたので、まずその周辺の競合他社を何社かチョイスしておいた。
そしてそれとは全く関係の無い業界で、早くにWebテストや面接が受けれる会社を某リ〇ナビから適当に選びWebテストや面接の感覚を掴むことを行った。
合同説明会は一切出席せず(希望がある程度絞れているので第1志望の個別のイベントのみ行けばいいと判断したため)、企業説明会も第1志望の会社見学含めてほんの2、3社程度に留めておいた。




【ES/Webテストで落ちた企業】

・N社(超有名ゲームメーカー)
言わずもがなの京都にある超有名ゲームメーカー。研究の関連でハード開発で応募。ES提出時間の1時間前に慌てて書いて提出。Webテストの英語がムズすぎて匙を投げる。その後1ヶ月半音沙汰なくつい最近お祈りメールが届いた。
届いたパンフレットのボリュームがかなりあって最高だった。

・S社(機械系)
九州にある知る人ぞ知る大手企業。説明会行った感じホワイトそうだし、九州は個人的に大好きで住みたかったので応募。
しかしながらESの文量が長く書くのに苦労し、かつWebテストもかなり難しくあっさり書類落ち。面接くらいは行けると思ったからムカついた。




【途中で選考を辞退した企業】

・R社(半導体関係)
自分の研究と割と近く面白そうだったので説明会に顔を出し、とりあえずES提出。余裕の突破で面接に向かうだけとなったが、面接の交通費を負担してくれなかったので、金払ってまで行きたい企業じゃないなと思い辞退した。
ちなみに説明会時の交通費は未だに振り込まれていない。はよ振り込んで。

・A社(重工系)
外資系メーカー。外資も受けてみたいなと思ったのでエントリーしてみた。
ES、Webテストは突破したが第1志望の内定が先に出たので受けても申し訳ないと思って辞退した。面接行ってみたかった。





【面接まで漕ぎ着けた企業】

・T社(光学機器、医療機器メーカー)
Webテストが早期から受けれて、なおかつ選考が割と早かったので応募。初めてのWebテスト(SPI)だったが普通にパスしてESも問題なく通ったので面接までの足切りはないものと考えていいかなと判断。
ウェブ面接を行ったがなかなか繋がらずイライラしてたところを急に繋がり人事と画面越しに気まずい雰囲気に。志望動機もあまり固まってなかったのであっさり落ちる。

・K社(FA機器等)
高年収激務で有名な企業。性格診断を説明会のその場で行い、WebテストもSPIで特に準備がいらないので受けた。全ての連絡が非常に早かった。

・B社(本命)
普通にWebテストやES提出後合格の通知が来て、推薦での出願をするつもりだったのでジョブマッチングという名目の実質面接を行った。
面接はやや緊迫した感じで手応えがなく『落ちたかな……まあそれならそれでいいか』と半ば開き直りつつ受け答えを行った。最後の方は業務に関する結構具体的な質問になってきたので通ったかな?と思いつつ帰ると翌朝定時きっかりに合格のメールが。
推薦書を提出し、6月に意思確認程度の最終面接を行って内定取得。学業の頑張りをしっかり見てくれたところがかなり高評価だった。さすが理系出身の役員!




【活用した就活サイトなど】
一応リ〇ナビなどの大手サイトやAmazonギフト目当てで入ったベンチャーばっかり紹介してくる就活サイトには何個か登録していたが、エントリーは大体直接企業のホームページから直接行っていたし、合同説明会などは一切行かなかったので全く役に立たなかった。
一応レビューサイトで過去に内定貰った人の面接で聞かれた内容などはあったので、その部分は参考にさせてもらった。実際そのまんま質問が来たわけではないが、質問に対する回答を準備する過程で自分の志向がなんとなく掴めてきたのでこれは無駄ではなかったと思う。インターネットや書籍での情報収集の他に日経新聞をざっと読んで受ける会社の情報を集めたりもしたが面接で活きることは特になかった。




【総評】

結果としては当初の狙い通り、合計で数社ほど練習で受けて内定は本命1社だけです。
ほとんどの企業はES出しただけで辞退してるしESとWebテストはほぼほぼ使い回しているのですが、ベースができてたらある程度は何とかなるものだと思いました。
就活は運の要素が強いとは聞きますが、所謂売り手市場の年に就活ができたので、推薦を希望したらかなり楽に志望企業から内定を貰えました。図らずも大学院推薦のうまみの最たるところを味わった気分です。
理系は研究室で苦労してる分就活は楽だと言われますが、個人的に研究室を苦と思ったことは一切ないのでなんかここまで楽してごめんって感じです。これはたまたま新卒募集が活発な年にたまたまそれなりに企業からの需要の高い専攻に所属していたおかげであって、特別私の能力が高いからとかそういうわけではないと思います。就活を恋愛に例える(私はこの風潮そのものは反吐が出るほど嫌い)だと細身でマッシュルームカット的なタイプだったのでしょう。現実の私はそれとは真逆ですが。



以上、実験や修論を前にして現実逃避をするために書いた散文でした。